ケアマネの仕事をしていて、「もう無理かもしれない・・・」と感じることが多くあります。
ただ、単なる愚痴で終わらせていても意味がないので、
今回はそのケアマネの「しんどさ」を冷静に整理してみました。
まだケアマネとしての経験は浅いですが、
感情ではなく、「なぜそうなるのか」を分解してみます。
結論:問題は”人”ではなく”構造”
まず前提として思うのは、
ケアマネ個人の問題ではないということだと思います。
頑張りが足りない、能力の問題というより、
そもそもの構造に無理があると感じています。
①ケアマネ業務の範囲が曖昧すぎる
ここが一番大きいのではないでしょうか。
ケアマネの仕事は本来
- ケアプランの作成
- サービス事業者との連絡・調整
- モニタリング
などが主に上げられます。
しかし、実際は
- どこまでがケアマネの仕事なのかが曖昧
- 気づけば「何でも屋」になっている
- 断ると「何もしてくれない」と思われる
本来は調整役のはずなのに、
現場では“実務+調整+クレーム対応”までをケアマネ一人で抱え込むことになります。
そして問題なのは、
どこまでがケアマネの業務範囲なのか が社会全体に広く知られていない。
ケアマネ(特に経験の浅いケアマネ)、利用者・家族、サービス事業者は正確に理解していないことも考えられます。
②板挟み構造(利用者・家族・事業所)
ケアマネは常に間に立って調整をする役割です。
- 利用者の希望
- 家族の意向
- サービス事業所の事情
これらが一致することはほとんどなく、
どこかを優先すれば、どこかに不満が出る。
結果として、
誰の味方でもない=誰からも不満を持たれる状態になりやすいです。
③評価されにくい仕事
ケアマネの仕事は、
- 問題が起きないように調整する
- 事前にリスクを潰す
といった「目に見えにくい仕事」が多いです。
そのため、
- 何も起きなければ評価されない
- 問題が起きた時だけ責任が来る
という構造になっています。
④感情労働の負荷が高い
ケアマネの業務は、
- 不安や怒りを訴える利用者・家族
- 認知症の利用者
- クレーム対応
など、感情に関わる場面が多いです。
特に介護は生活であるため、人の感情を受け止め続ける仕事です。
これをまともに受け続けると、確実に消耗することになります。
⑤業務量と報酬のバランス
正直なところ、
責任・ストレスに対して報酬が見合っていないと感じています。
- 書類業務の多さ
- 対応範囲の広さ
- 精神的負担
これに対してのリターンが低いと感じると、
長く続けるのは難しくなります。
⑥境界線を引きにくい
本来は、ケアマネジャーという介護保険法の専門職として、
- できること
- できないこと
と業務範囲を分ける必要がありますが、
現場ではその判断が難しいです。
結果として、
自分のキャパを超えて引き受けてしまう。
まとめ:だから限界になる
ここまで整理すると、
- 責任の曖昧さ
- 板挟み構造
- 評価されにくい仕事
- 感情労働
- 業務量と報酬のバランス
- 境界線を引きにくい
これらが重なり報酬上の評価がされにくいため、
ケアマネの仕事は「頑張っても報われにくい構造」になっていると感じています。
じゃあどうするか
この構造の中で頑張り続けるのは危険だと感じています。
なので、
- 働き方を見直す
- 収入源を分散する
といった感じで、少しずつ労働に依存しない生活にシフトしていく準備をしようと思います。
最後に
私はケアマネの仕事自体を否定したいわけではありません。
国家資格をとり、現場5年、ケアマネの試験に受験して合格し、実務研修と苦労して取得したケアマネです。
難しい仕事ですが、やりがいも感じています。
ただ、ケアマネの現場で感じているこの歪な構造は、
もう少し多くの人が言語化してもいいと感じています。
同じようにケアマネ業務にしんどさを感じている人の、
少しでも整理の一助になればと思います。
次回予告(リスト)
- そもそもなぜケアマネになった?
- ケアマネで消耗しない働き方

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